passage in the wind

January 25, 2005

ジブリ作品紹介 & キャッチコピー一覧

naucika.jpg 風の谷のナウシカ  ~少女の愛が奇跡を呼んだ。~

1984.3.11 公開

監督・原作・脚本 宮崎駿

(声)島本須美、松田洋治、辻村真人、京田尚子、納谷悟朗、永井一郎

海からの強い風によって腐海の侵食から守られてきた豊饒の地「風の谷」。ある夜、工房都市国家ペジテの輸送機が風の谷に墜落する。搭乗員は全滅。さらに追ってきたトルメキア軍によって風の谷は制圧される。実は、墜落した輸送機にはペジテで発掘された過去の遺物“火の七日間”で地上のあらゆるものを焼き払ったという巨神兵が積み込まれていたのだ。トルメキア軍の目的はその巨神兵を奪い、復活させることだった。トルメキア軍は風の谷の族長を殺し、さらにその娘であるナウシカを人質として連れ去る。しかし、ナウシカを乗せて本国へと飛び去ったトルメキア艦隊は、途中でペジテの戦闘機の急襲を受ける。次々と撃墜されるトルメキア艦隊。ナウシカを乗せた船も大破し、腐海に不時着する。腐海の底でナウシカは自分たちを襲ったペジテのアスベルを助けるが、そのまま腐海の奥底へと落ちてしまう。瘴気に覆われ、蟲たち以外は生きていくことの出来ない死の森、腐海。ところがその底には空気も水も清浄な地が広がっていた。ナウシカは知る。この不浄の地にあって、腐海こそが大いなる自然の自浄作用が生み出した再生の森であったことを。そして王蟲はその神聖な森の守り神だったのだ。その頃、生き残ったペジテの人々は王蟲の子を囮に使って王蟲の群れを暴走させ、風の谷を襲い、トルメキア軍を壊滅させようとしていた。
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laputa.jpg 天空の城ラピュタ  ~ある日、少女が空から降ってきた…~

1986.8.2 公開

監督・原作・脚本 宮崎駿

(声)田中真弓、横沢啓子、初井言榮、寺田農、常田富士男、永井一郎

空に浮かぶ伝説の島、ラピュタを発見したものの、人々に信じてもらえないまま亡くなった父を持つ、見習い機械工のパズー。彼はある日、空から落ちてきた少女シータと出会う。彼女は胸に青く光る石のペンダントを身につけていた。実は、彼女はラピュタの王位継承者であり、そのペンダントこそが空に浮かぶ力を持つ“飛行石”だったのだ。ところが、二人はラピュタを捜索している国防軍に捕まってしまい、シータを残してパズーだけが釈放されることに。彼は、同じく飛行石を手に入れようとしていた空中海賊ドーラ一味の協力を得て、シータを国防軍の手から救い出す。そして、パズーはとうとう伝説の島ラピュタと遭遇することになる。
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totoro.jpg となりのトトロ ~このへんないきものは、 まだ日本にいるのです。たぶん。~

1988.4.16 公開

監督・原作・脚本 宮崎駿

(声)日高のり子、坂本千夏、糸井重里、島本須美、北林谷栄、高木均

「そりゃスゴイ、お化け屋敷に住むのが父さんの夢だったんだ」と、こんなことを言うお父さんの娘が、小学六年生のサツキと四歳のメイ。このふたりが、大きな袋にどんぐりをいっぱいつめた、たぬきのようでフクロウのようで、クマのような、へんないきものに会います。ちょっと昔の森の中には、こんなへんないきものが、どうもいたらしいのです。でも、よおく探せばまだきっといる。見つからないのは、いないと思いこんでいるから。
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hotaru.jpg 火垂るの墓  ~4歳と14歳で、生きようと思った。~

1988.4.16 公開

監督・脚本 高畑勲   原作 野坂昭如

(声)白石綾乃、辰巳努、志乃原良子、山口朱美

終戦間近の神戸に突然B29の大編隊が襲いかかった。清太と節子の兄妹は空襲の混乱の中、母親を亡くし、家を焼け出される。路頭に迷った兄妹はやむなく小母の家へ身を寄せることにするが、そこでも生活が苦しくなるに従って小母とのいさかいが絶えなくなり、清太は家を出る決心をする。荷物をリヤカーに積み込み、横穴壕でままごとのような二人の新しい生活が始まるが、やがて食糧も尽きてしまう。
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majotaku.jpg 魔女の宅急便  ~おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。~

1989.7.29 公開

監督・脚本 宮崎駿   原作 角野栄子

(声)高山みなみ、佐久間レイ、山口勝平、高山みなみ、加藤治子、戸田恵子、関弘子、信沢三恵子

魔女の子は、13歳になると一人前の魔女になるために1年間の修行に出なければならず、人間の父親と魔女の母親を持つ13歳の少女キキもまた、黒猫ジジを連れて父母のもとを旅立つ。海辺の町、コリコを修行の場に選んだキキは、親切なパン屋のおかみのおソノさんのおかげで、唯一使える魔法である、ホウキで空を飛ぶ能力を使って荷物配達の仕事を始める。初めての仕事では、途中の森に荷物を落とすなどトラブルを起こしつつも何とか仕事を無事終了。女子画学生のウルスラや、少年トンボともお友達となり、少しずつ仕事にも慣れていくキキだったが、ある日突然空を飛べなくなってしまう。
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omohide.jpg おもひでぽろぽろ  ~私はワタシと旅にでる。~

1991.7.20 公開

監督・脚本 高畑勲   原作 岡本螢、刀根夕子

(声)今井美樹、柳葉敏郎、本名陽子、伊藤正博、寺田路恵、増田裕生、山下容莉枝、三野輪有紀、北川智絵

現在の自分に漠然とした物足りなさを感じている27歳のOL岡島タエ子は、休暇を取って姉の夫の実家がある山形へ出掛ける。東京育ちのタエ子は、小さな頃から田舎のある生活に憧れていたのだ。旅の途中で、彼女はふと小学5年生の自分を思い出してしまう。一度蘇った思い出はタエ子から離れていかなかった。小学5年生、それは女の子が一つ階段を昇って成長するためのさなぎの季節なのかもしれない。いくつも思い出が浮かんでくるのは、自分に再びさなぎの季節が巡ってきたのだろうか。もう一度、自分を見つめ直す時なのかもしれないと、タエ子は思いをはせていく。山形駅に着いたタエ子を待っていたのは、新しい農業に意欲を燃やしている青年、トシオとの出会いだった。紅花摘みに田んぼの草取り、リンゴの袋がけ。トシオの案内でタエ子は田舎の気分を満喫する。自然と調和しながら生きている農家の人々の姿に、地に足の着いた生活の魅力を発見するのだった。そして、東京へ帰る日の前夜、おばあちゃんから、思いもかけない話題が出る。
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kurenai.jpg 紅の豚  ~カッコイイとは、こういうことさ。~

1992.7.18 公開

監督・原作・脚本 宮崎駿

(声)森山周一郎、岡村明美、加藤登紀子、大塚明夫

イタリア・アドリア海で飛行艇に熱中する、4人の少年とひとりの少女がいた。彼らはともに大空をめざした。やがて少年たちは戦火の中に、ひとりは青い海に、もうひとりは荒野の果てに、それぞれ手の届かないはるか彼方へと消えていった。そして残されたのは少女と、ひとりの少年。その少年も自らに魔法をかけて、人間であることをやめた。
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tanuki.jpg 平成狸合戦ぽんぽこ  ~タヌキだってがんばってるんだよォ。~

1994.7.16 公開

監督・原作・脚本 高畑勲

(声)野々村真、石田ゆり子、三木のり平、清川虹子、泉谷しげる、芦屋雁之助、村田雄浩、林家こぶ平

自然の恵み豊かな多摩丘陵。そこでのんびり暮らしていたタヌキたちの間に、餌場を巡る争いが起こる。調べてみると、餌場の激減は、人間たちによる宅地造成が原因だと分かる。こんな争いをしている場合じゃない! このままだと、餌どころか住む所すらなくなってしまう。ここに丘陵のタヌキたちの大会議が持たれ、開発阻止を決議。人間たちに立ち向かうため、まず茶釜やだるまなど簡単に化けられるものから始められ、お地蔵さんや招き猫など次々と難しい課題へ移行していき、総仕上げは、人間に化けて街に繰り出す街頭演習。タヌキたちの特訓のかたわら、宅地造成は着々と進められていた。いよいよ卒業テストに合格した若手タヌキたちの人間撃退作戦が開始される。大木に扮してトラックを妨害したり、ダンプを“八畳敷き”で目隠しして転落させたり……。タヌキのせいとは知らない人間たちは「開発のありかたに疑問」と報道、束の間、タヌキは大喜びする。その一方、四国や佐渡に住む長老たちの援軍も仰ぐために使者が差し向けられた。緒戦の成果に力を得たタヌキたちは、化け学を駆使したゲリラ作戦を展開。ところが新興住宅地で続発する怪事件は、面白可笑しく報道されるばかりで、開発阻止にはほとんど効果がない。焦りが広がる中、待ちに待った長老たちが到着した。三長老は、化け学の粋をこらした“妖怪大作戦”の発動を宣言。これにより人間たちの間にタヌキに対する尊敬と畏怖の念を蘇らせ、ひいては開発を中止に追い込もうと目論むが、しかし、人間たちの図太さは想像をはるかに超えていた。最初のうちこそ驚いたものの、途中からはおばけ屋敷さながらの大変化に喜び出す始末。あまつさえ、レジャーランドの宣伝に利用されるに及び、タヌキたちの間に、次第に落胆と自暴自棄の気分が広まっていくが・・・。
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mimisuma.jpg 耳をすませば  ~好きなひとが、できました。~

1995.7.15 公開

監督 近藤喜文  脚本 宮崎駿  原作 柊あおい

(声)本名陽子、立花隆、高橋一生、小林桂樹、室井滋、露口茂

月島雫は、明るく読書好きな女の子。中学3年になって、周りは皆受験勉強で一生懸命なのに、いつも学校の図書館や市立図書館で本を読みふけっていた。雫はある日、図書館の貸し出しカードに「天沢聖司」という名前を発見する。雫が読む本には必ずといっていいほどその名前があった。やがて、雫はひとりの少年と出会う。中学を卒業したらイタリアへ渡って、ヴァイオリン職人の修行をしようと決意している少年。その少年こそが「天沢聖司」であった。雫は聖司に惹かれながらも、将来の進路や未来、そして自分の才能にもコンプレックスと焦りを感じていた。やがて、雫は聖司の生き方に強く心を動かされ、聖司の祖父・西老人が経営する不思議なアンティークショップ「地球屋」にあった猫人形「バロン」を主人公にした物語を書き始めるのだった。
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mononoke.jpg もののけ姫  ~生きろ。~

1997.7.12 公開

監督・原作・脚本 宮崎駿

(声)松田洋治、石田ゆり子、田中裕子、上條恒彦、西村雅彦、島本須美、小林薫

中世の枠組みが崩れ始めた室町時代の日本。いまだ人を寄せ付けぬ太古の深い森の中には、人語を解する巨大な山犬や猪などの神獣たちが潜み、聖域を侵す人間たちを襲って、荒ぶる神々として恐れられていた。エミシの末裔のアシタカは、人間への怒りと憎しみによってタタリ神と化した猪神に呪いをかけられ、それを解くために訪れた西の国で、数奇な運命に巻き込まれていく。森を切り開いて、人のための豊かな土地を作り上げようとする、タタラ製鉄集団のエボシ御前は、鉄を打ちながら人間中心の社会を築き上げようとしていた。一方、犬神に育てられた少女サンは、“もののけ姫”と恐れられ、森を守るため神々とともにタタラ集団と戦っていた。双方とも「己が正義」と信じるこの争いに、さらに不老長寿の力があるというシシ神の首を狙う侍たちが絡み、三つ巴の戦いとなる。アシタカとサンは、惨劇の中で出会い、心を通い合わせる。しかし、森を巡る戦いは凄惨を極め、大混乱の中、シシ神の首が奪われてしまう。
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yamada.jpg ホーホケキョとなりの山田くん  ~家内安全は、世界の願い。~

1999.7.17 公開

監督・脚本 高畑勲   原作 いしいひさいち

(声)朝丘雪路、荒木雅子、益岡徹、宇野なおみ、五十畑迅人、中村玉緒、矢野顕子、ミヤコ蝶々

「腹へった、なんかないか」と酔って帰宅したたかしに、まつ子はどらやきとバナナを持ってくる。こんなもん食えるか、と怒る亭主に平然と背を向け、妻はテレビを見続ける。だが、妻は栄養を考えてバナナとミルクを夫のために持ってきてやったのだ。やがて、たかしはそのバナナをうまそうに食う。このほか、原作の四コマ漫画を元にしたエピソードが集まって一つの作品を形成している。
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chihiro.jpg 千と千尋の神隠し  ~トンネルのむこうは、不思議の町でした。~

2001.7.20 公開

監督・原作・脚本 宮崎駿

(声)柊瑠美、入野自由、夏木マリ、内藤剛志、沢口靖子、上條恒彦、小野武彦、我修院達也、神木隆之介、菅原文太

10歳の女の子、千尋は、無愛想でちょっとだるそうな、典型的な現代っ子。 両親とともに車で引っ越し先の家へと向かう途中に、いつの間にか迷い込んだ「不思議の町」。町の屋台にあった料理を勝手に食べた両親は、豚に姿をかえられてしまう。ひとりぼっちになってしまった千尋は、「千尋」という名を奪われ「千」と呼ばれながら、生き残るためにその町を支配する強欲な魔女・湯婆婆の下で働き始める。湯屋とは、この日本に棲むいろんな神様やお化けが疲れと傷を癒しに通うお風呂屋さんのこと。そこで、千尋は怪しい神様やお化けに交じって生まれて初めて懸命に働く。ハクや河の神などと出会い、様々な経験とふれあいを重ねるうちに、千尋は徐々に成長していく。何重にも守られて育つ現代の子どもたちが、突然ひとりぼっちになったら? はたして千尋は元の世界に帰れるのか?
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neko.jpg 猫の恩返し  ~猫になってもいいんじゃないッ?~

2002.7.20 公開

監督 森田宏幸  脚本 吉田玲子  原作 柊あおい

(声)池脇千鶴、袴田吉彦、渡辺哲、斉藤洋介、丹波哲郎

主人公ハルはどこにでもいる不器用な17歳の女子高生。ひょんなことからトラックに轢かれそうになった猫を助けてしまったために“恩知らず”で有名な猫たちの“恩返し”として猫の国に招待されることになってしまいました。「猫になっても、いいんじゃないッ」。ハルのこのセリフは現代に生きる日本人が日常で感じている、つらい現実をちょっとだけリセットしたい気持ちを素直に表わしています。
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howl.jpg ハウルの動く城  ~ヒロインは90歳の少女~

2004.11.20 公開

監督・脚本 宮崎駿   原作 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

(声)倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏、我修院達也、神木隆之介、大泉洋、大塚明夫、原田大二郎、加藤治子

18歳の少女ソフィーはある日、何者かに追われているという青年ハウルと出会い、夢のような一時を過ごす。ところがその夜、荒地の魔女に呪いをかけられ、90歳の老婆の姿にされてしまう。
投稿者 kanae : January 25, 2005 06:30 PM
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