2003年10月31日、午前6時40分
運命の朝は、なんの前ぶれもなくやってきた。わたしは波に身をまかせながら、左腕を水の中でぶらぶらさせていた。
「早く大きな波が来ないかなあ…」
突然、灰色の影がさっとあらわれた。ほんの一瞬の出来事だった。ものすごい圧力がかかり、稲妻のような速さで、引っ張られるのを感じた。
自分の周りの海水が真っ赤に染まったのを、驚きながら見つめていた。(本文より)
片腕をサメに奪われながらも、生きることをあきらめなかった13歳の奇跡のサーファー、真実の告白。
soul surfer
ベサニー・ハミルトン著・鹿田昌美訳
(株)ソニー・マガジンズ
鮫に襲われ、片腕を失ってもサーフィンをやめなかった少女。私はこのドキュメンタリーを去年テレビで初めて見て、とても感動しました。(つい先日EZTVでもやっていたそうです。)彼女が鮫に襲われた時、片腕を失ってしまったと知った時、それでもサーフィンをあきらめないと決めた時、どんな風に考えていたのかもっと知りたくて思わずこの本を買ってしまいました。
読み終えたらまた感想を書きたいと思います。